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ペット同行避難の苦境

 「同行避難」 それが色々難しいという現実を新潟の震災からまた新たにしています。
 もし私が被災者だったら? 避難所でも分かれて過ごさなくてはいけないと、うちのコはもとより私ができる? 

 こんなに打ちのめされ、恐怖にも似た不安の中、家族と引き離される。
 今こそ抱きしめあって苦難を乗り越えたいのに。その時に別れる。
 無事だったことこそ幸せ。でも、この荒野を離別から始めなくてはいけないという苦境。

 岩手日報の記事を読んで、早くサイトの情報更新と再活動を急ぐ想いが新たになりました。

***以下、岩手日報から***
ペット同伴、割れる対応 仮設住宅で自治体

 震災被災者の仮設住宅建設が進む陸前高田市で、ペットを飼う入居希望者が頭を悩ませている。市は住民トラブルや衛生面を考慮し、動物連れ入居を原則禁止する方針だからだ。一方、釜石市は容認する方針と対応は分かれそう。阪神大震災で神戸市も「被災者の制約をなるべく軽減しよう」とペット連れ入居を禁止しなかった。「ペットは家族の一員」「心の支えになる」。被災した飼い主の思いにどこまで応えられるか、各自治体は難しい判断を迫られそうだ。

 「メメは大切な家族の一員。放すわけにも殺すわけにもいかない」。仮設住宅への入居を希望する陸前高田市気仙町の漁業戸刺一郎さん(59)、さだ子さん(58)夫婦は苦しい胸の内を明かす。

 3月11日の地震発生時、さだ子さんは9歳になるチワワのメメを連れて高台に避難した。家族にいつも安らぎを与えてくれる存在。避難所の長部コミュニティーセンターには入らず、施設裏手の自家用車の中で愛犬と一緒に避難生活を送る。

 「愛情を注ぎ9年も一緒に生きてきた。どうしても仮設で駄目なら車で飼うが、それもかわいそう。もう少し柔軟に考えてほしい」と願う。

 市は、動物が苦手な人とのトラブル回避や衛生面などを考慮し、ペット連れの仮設住宅入居を原則禁止と決めた。須賀佐重喜・市建設部長は「仮設住宅は密集しており、鳴き声やふん、衛生などさまざまな問題がある。飼い主の気持ちは分かるが、遠慮してもらうようお願いする」と理解を求める。

 一方、釜石市の小友光晴都市計画課長は「他人に迷惑を掛けないのが前提だが、このような事態だし、アニマルセラピーも必要ではないか」と認める考えだ。他市町村の多くは対応を検討中だが、大船渡市の小西克洋都市計画課長は「市営住宅条例にならえば禁止とするところだが、被災者の心のケアの問題もある。動物に癒やしを求める人も多いのではないか」と語る。

 阪神大震災で約3万戸の仮設住宅が建設された神戸市。貸借契約書などにペットに関する事項は特に明記しなかった。問い合わせや入居手続きの際に「禁止していないが、近所迷惑になるので近所の了解を得てください」と対応。大半の仮設住宅団地にペットを飼う住民がいたという。

 当時、神戸市の仮設住宅担当課長を務めていた高橋正幸さん(62)は「被災者はつらく厳しい状況に置かれている。心と体を休めながら本来の生活に近づけるよう禁止事項はできるだけ減らすべきだと考えた。問題の解決は普段から取り組む住民自治の延長でできる」と語る。

(2011/04/04)

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